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経費削減、最近よく耳にする言葉です。
無駄を省くことが目的です
しかし、まず何から手をつけたら良いのかわからない方も多いのではないでしょうか?
そこで、まず経費の種類を分類することからはじめてみることをお勧めしています。
まずは販売管理費を大まかに区分してみてください。。
どのように販売管理費を区分していくのでしょうか
まずは、販売管理費を次の様に大きく区分します。
@人件費 A 減価償却費 B 戦略費 C @〜B以外の経費
この4つの区分の内訳は次の通りです。
@人件費 そのままです。役員給与、給与、賞与、法定福利、などが該当します。
A減価償却費 これは経費となっていますが、お金の支出を伴わないため区分にします。
B戦略費 広告宣伝費、研究費、研修費などを分類します。区分の理由は後で書きます。
Cその他経費 @〜B以外の経費です。
このように分類すると見やすくなります。
この4つの経費の合計が、売上総利益、要は粗利よりも少なければ、営業利益。
多ければ営業赤字です。
最終的な利益は、これから金利などを引くことになります。
ここで、なぜBの戦略費を区分したのかです。
Bの戦略費は、この期にはなくてもいいかもしれません。
今期をもって事業をやめると決めていれば、研究も研修しないと思います。
最後にいかに利益をあげるかに重点を置きますので、その様にするのは当然と言えます。
そのように考えていくとBの戦略費は、「将来」「未来」がないと支出しない費用ということができます。
見方を変えると、粗利との関係が明確ではない費用ともいえます。
これが、Bの戦略費を区分した理由です。
他の経費は、今期会社の維持に必要なものですが、Bは今期というよりも将来のための費用ということになります。
他の経費は今の会社を運営するのに必要な経費ですので、Bの戦略費は少し費用としての性格が違うことがわかっていただけるのではないでしょうか。
この様に分類すると、どこから手をつけていけばよいのでしょうか?
Aの減価償却費は税法上、法人であれば計上しないことも可能ですが数字のお遊びになってしまいますので、今回は出来ないものと考えます。
まずはCのその他の経費から手を打っていきます。
Cのその他の経費を削減しようと考えたならば、その中身を検証し、削減できるものを探していきます。
このように見ていけばある程度検証する経費が限定されるので、見直しがやすくなります。
次にBの戦略費、最後に@の人件費の順に検討していきます。
ここで、Bの戦略費を最初に見直さないのか?との疑問があるかと思います。
Bの戦略費は将来に対する投資ともいえる費用です。当期の業績にはあまり関係ないため削減は比較的容易にできてしまいます。
しかし、将来のための費用です。必要だと考えます。
Cのその他の経費を削減するということは、常に利益を出せる体制を築くことになります。
Bの戦略費を削減することは、一時しのぎの対策に過ぎないということです。
@の人件費に手を打つ・・・従業員さんの減給、賞与の一律カットなどは最後の最後です。
ただし、人件費の支給基準を見直すなどは早めに考えてもいいのではないでしょうか?
この場合、従業員さんに支給基準が明確にわかりモチベーションが上がる様に設計することが必要になります。
経費削減は、やみくもに行わずこのようにある程度の経費を分類すると手をつけやすくなります。
Cのその他の経費につきましても、会社、事業の実情に合わせてさらに分類されてみるとよいのではないでしょうか。
最後に、ちょっと視点を変えて利益が大幅に上昇しそうだという時どうするのか?
自然と今までより高級なお店で接待などをするというのはしょうがないとは思いますが・・・
資産を購入しようなど考えられる方もおおいと思います。
しかし、さほど必要ないものを無理してまで購入しても意味がないと考えます。
保険などもしかりです。
この様な時は Bの戦略費を増やすことをお勧めします。
戦略費は、30万円まで経費になる という上限もありません。基本的に一時の費用になります。
会社、事業の将来のために投資するのも良いのではないでしょうか。
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